皆様を新しくお迎えするに当たって2024年度の告知

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 当会では、 主催者の日向佐知が生きた5歳から19歳の歳月の間にはこの世に存在していなかった場を生み出そうといたしております。 それは、未成年の子どもたちが心の奥に抑え込み続けている、 悲しみ、怒りそして恨みなどの心の闇の解放と、 浄化(感情を清算し、その心の闇から心も身体も解放されること)を重ねることができる場を作るという試みです。 そして大きな自然の中でありのままの心が受け入れられ、 自然と人とイノチ(生命)とタマシイ(魂)が繋がる安心を深められるようにいざなうという取り組みです。

 子どもがひっそりとその20年間に抱えるトラウマと心の闇には、 普通、膨大なものがあります。 心的外傷後ストレス障害(PTSD/Post-Traumatic Stress Disorder)の見地では、 生まれてくることそれだけでもトラウマ体験であると言われているほどです。

 軽症うつ病とは決して特別な病気ではありません。 人間の誰もが一度は陥ったことのあるものです。 これに始まり、人知れず言葉もなく抱えている様々な症状がございます。

・気力が生じない
・人間関係において強い緊張を覚える
・人間関係において恐怖感を覚える
・未来への不安に支配される
・情緒が不安定になる
・注意集中困難
・内心ではイラ立ちやすさを抑えることに苦しんでいる
・強迫神経症的症状を有する
・人知れず発作的なパニックまたはフラッシュバックに苦しんでいる
・自分へ否定的な気持ちを感じている
・孤立感
・生きている実感がはっきりとせず、現実を遠く感じている
・離人症的感覚に支配されている
・自殺へのイメージに呑み込まれる時間がある
・幻覚や幻聴を覚えている

 心の面におきましては、例えばこうしたものです。

 また、次のような症状に慢性的に苦しんでいることもあるでしょう。

・頭痛や肩こりなど、身体のこり固まりや痛みを常に負って生きている
・疲れやすい
・眠れないか、または夜中に何度も目が覚めてしまう
・胃腸障害
・貧血でもないのに時折くらっとする
・風邪などの病気に由来しない吐き気
・自律神経失調症
・冷え性
・アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患
・免疫不全
・特定できる疾患もないのに、生理痛または生理の大幅な遅れがあるなど、婦人科系の症状

 身体の面におきましては、例えばこのように現れてきます。

 そして、次のような症状を有する場合もあるでしょう。

・常に緊張するために爪を噛んでしまう
・食べ過ぎる
・食べることを拒む
・甘い食べ物に依存する
・インターネットやファッション、ゲームなど、様々な対象への依存症
・不登校
・引きこもり
・リストカットなどの自傷行為
・様々な嗜癖(しへき)

 行動の上にはこうした様々な症状が現れてきます。

 私どもがここに列挙した症状はみな全て、 心的外傷後ストレス障害(PTSD/Post-Traumatic Stress Disorder)に由来する症状です。 心の闇を抑圧し溜め込み続けてきたために生じるものとなります。 現代人の抱えているほとんどの心身の症状は、 その根底にPTSDがあるというのが、 臨床体験を経て結論付けた私どもの見解です。 トラウマのない人とはいないのです。

 生きるごとに体験する様々な辛い体験を乗り越えるうちに、 心の闇は深まっていくものです。 これを解放する機会を得られずひたすら一人で心のうちに封印し続けなければ、 その先の未来の道を歩くことができないのが、 子どもの実情です。 様々な症状はこうしたことの積み重ねにより強くなるのが自然です。 そして20年の歳月を生き続けたのち、 結婚を視野に入れた恋愛や妊娠といった感情的に大きく揺さぶられやすい状況が訪れるのです。 ここで封印してきた心の闇がなし崩しに噴出してくる人もおりますし、 このために子どもを虐待する人も数多おります。 噴出する心の闇を自らはとてもコントロールすることができないからです。 激動する感情によって人間関係が破壊されるに至る場合も多々ございます。 このことも、その人本人にはどうすれば別の道を歩むことができるのか、 全く分からないのです。 そして、最も苦しむのはこうした自分を抱えたその人自身となります。 なぜなら相手は逃げられるからです。流れ弾を浴びて済む場合もあります。 しかし、自らの内部に混沌とした心の闇を抱え持ったその人は、 その闇から本質的には逃げることができないのです。

 こうした人の命を目の当たりにし、また、自らも体験してきましたために、 当会では「未病を治す」すなわちまだ芽の若いうちに、 時を経て根の深い凶悪な殺意の塊と化す前に、自らの心の闇の浄化を始め、 自らの心と身体、ひいては魂そのものを守り生かしていく。 こうしたことが子どもの年月にも生きる歩みの傍らで続けていけたならば、 その人においては生きることそれ自体の体験が根本的に変わるだろうと確信いたしました。

 これから、当会をもって新しいアプローチを日本の土の上に投じてまいります。 このことについて、当会の親の会である「三峰滝行の会」と、 2つの会の生みの親である鈴木が開室するPTSDと依存症を専門とした「メンタルサポート心理相談室」とが一体となって、 まずは皆様に心の闇の世界のその入口に立っていただくための面接室を、 この公式ホームページ上に作ってまいりたいと考えております。 心の闇のミ(身)ソギ(削ぎ)である滝行(禊)は、 これに臨むにあたる準備が必要です。 当会での滝行に心を向けておられる皆様におかれましては、 まずはこちらへお越しいただきたいと思います。

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